そもそも布団とは何なんですか?寝具と言いかえれば解りやすいかもしれません。「寝る」+「道具」が結合した結果「寝具」となったと考えます。 布団は寝具の原型ということとかんがえます。快適に寝るための道具です。四季に応じて気温と湿度が変化するために季節に応じた布団のタイプが必要になります。 また合わせて、体型に応じたサイズであったりクッション性が必要になります。 クッション性は、敷き寝具のページにてご案内いたします。
布団学では、布団の役割について説明をしたいのですが、その前に布団の価格について少し触れてみます。布団は睡眠をとるための道具です。最も大切なのは質の良い睡眠をとることです。
質の良い睡眠をとるためには良い寝心地が必要です。布団の価格は、基本的にズバリ寝心地に比例したものです。
低価格の布団は製品寿命が短いので、再々買い直せば良いだけととの考え方がありますが賛成は出来ません。製品寿命が短いのは事実ですが形として残っているわけであり、買い換えるのはなかなかたいそうなものです。電化製品のように一部分でも不良が発生すると機能しないわけでもありません。そのために質の悪い睡眠をとり続けることになります。
布団学では、睡眠の質を向上させることを目的としています。質の良い睡眠は人生をも変えると考えます。布団を購入することは未来への投資と考えられないでしょうか。
寝具の選び方において、価格重視ではなく機能性を重視する買い方をおすすめします。
寝具店も低価格を前面に出すのではなく、睡眠の質を向上させる機能性を説明すべきと考えます。
安く販売するには基本的にコストを削る以外に方法はありません。特に最近目立って安さを前面に出した羽毛布団が販売されています。
日羽協の羽毛ふとんの品質推奨ラベルのサイトをご覧下さい。
布団学では、布団の保温性を考える際は、冬用、端境期用、夏用の3タイプに別けて考える必要があります。 更に敷き布団と掛け布団に別けて探究するべきと考えます。布団の保温力は適温を如何に保つかが課題です。
特に注意して欲しいことは、冬季において布団は暖かければ暖かいほど良いと考えることです。快適な温度で無ければ汗をかき眠れません。
冬用の布団は、基本的に保温力を重視です。とにかく寒くなく汗をかかない程度に暖かくすれば良いと考えます。寒さ対策を中心に布団を選べばよいと思います。
詳しくは >>冬の寝具
夏用の布団は、基本的に敷き布団、パッドのご提案になると思います。寒さではなく暑さ対策です。掛け布団はエアコンとの組合わせで何種類かのパターンがあります。
高冷地とか北海道などではエアコンは必要ないかもしれませんが、日本国内ではエアコンとの組合わせで考える必要があります。同室に二人以上の場合は個々に必要な掛け寝具が異なります。
詳しくは >>夏の寝具
端境期に使用する寝具が最も悩まされます。掛けと敷き布団の両方をバランス良く組み合わせて使うのが理想です。適度な保温性と放湿性が必要ですあり。
羽毛、ムートン、ウール、シルク、綿などの天然素材の寝具をバランス良く組合わせが良いと考えます。
詳しくは >>端境期の寝具
四季に応じて寝具の保温力は異なります。この保温力は素材の構造・量・熱伝導率により決まります。構造と量は品質表示表を見ればおおよそわかりますが、素材の熱伝導率の表示はありません。
詳しくはこちらの >>寝具の熱伝導率をご覧ください。
布団学では、冬季と夏季とその間の秋と春の端境期の3シーズンで布団を選んでいました。しかし、さらに細分化して布団をご提案する必要があることに気づきました。 そこで今回は布団と二十四節気の関係に着目して寝具を細分化することにいたしました。
布団学では、理想的な寝姿勢を考えるときにはクッション性として敷き布団を考えますが、合わせて枕を考えなければいけません。
理想的な寝姿勢とは、垂直な壁に背中を接して立った姿勢のまま、その壁か水平に回転した状態をイメージして下さい。 理想的な寝姿勢を作るには、まず壁と接している後頭部、肩甲骨、臀部、かかとにかかる体圧を分散するクッション性のあるマットレスなどの敷き寝具が必要になります。 次には、頸部、腰部、膝の裏などの壁と体の隙間を埋めるパッドなどの補助寝具により更に体圧を分散させて理想的な寝姿勢を保ちます。
ベッドのマットレスはクッション性にいては配慮されていますが、ベッドのマットレスの保温性においては敷き布団が必要です。寝姿勢の観点から敷き布団とマットレスを合わせた状態で硬さを調べて下さい。
布団学に枕は含まれるのか疑問に思いますが、布団学=寝具学と考えて合わせて探究したいと思います。 枕は個々の体型とか好みにより理想とする大きさ高さ形が異なります。さらに、高さにおいては敷き布団のクッション性と大きな関係がございます。