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羽毛布団とは

グースの飼育農場

羽毛布団とは

羽毛布団とは、袋状の布を格子状に仕切ったマス目毎に羽毛を詰めた寝具のことです。従来の木綿の綿とか羊毛の替わりに水鳥の羽毛を入れた布団です。

羽毛が人気なのは、同じ保温力を得るために必要な中綿素材の量(重さ)が少なくてすむからです。

羽毛布団の保温力

羽毛は水鳥の胸部に存在します。冷たい水の中で体温を維持するために存在します。犬とか猫と同じように夏向きと冬向きに入れ替わります。

羽毛布団の保温力はダウンの量

ダウンボールの中にたまった空気の熱を囲ったり放出したりしています。ダウンボールの大きさにより空気量は異なります。ダウンボールはふとんの中では単体でなく多数集まった状態です。そのため量によっても保温力は異なってきます。一定の保温力を確保するためには、ダウンボールが小さいと数で補うことになります。

羽毛布団の保温力はダウンの質

ダウンボールには大きさの違いがあることは説明を致しましたが、その構造にも違いがございます。この違いにより保温力は異なります。

ダウンボールは中心部から枝が別れしています。この枝の本数と長さ形態が保温力と関係しています。この違いは採取される鳥の種類により違いがあります。

ダウンの品質は、ダウン率・ダウンパワー値で比較されていますが、鳥の種類も合わせて比較判断材料にするべきです。

ダウンと鳥の種類

ダウンはアヒルと鴨から採取されています。良質のダウンは鴨(グース)から採取されています。極論すればダックは低価格の羽毛布団を製造販売するために使用されています。

お勧めのダウンは、グースダウンでダウン率93%ダウンパワー400dp以上です。

羽毛布団の保温力はキルト

キルトとは、布団内部の羽毛の配置を決めるパターンのようなものです。一般的なキルトは格子パターンです。

キルトと保温力の関係は、格子の数を多くしてフィット性を高めるとか、2層とか3層にする多層キルトにすることでも保温力を高める方法もあります。

保温力が高いのは多層キルトの羽毛ふとんです。

羽毛布団の保温力は生地

羽毛布団の保温力は生地とは深い関係はありませんが、柔らかくて体にフィットしやすい薄い生地が保温力を高めます。

柔らかさだけであれば化学繊維でも条件を満たしますが、羽毛布団の快適性は温度をコントロールすることも含まれるため、吸湿性に優れていることも生地素材には必要な条件になります。

お勧めの生地は、柔らかくて吸湿性に優れた上質の超長綿の生地です。

羽毛布団の快適性

羽毛布団と言えば誰しも「軽くて暖かい」イメージを持っています。どうして軽いのか?また暖かいのか?理由はなかみのダウンにあると言えます。

羽毛布団の軽さ

布団内部の空間を作るための中綿素材には木綿綿、ウール、化学繊維綿などがあります。ダウンは同じ空間を確保するために必要な素材量が、他の素材と比べて比重が軽く少量で実現できます。その為に羽毛布団は軽くて暖かいと言われています。

羽毛布団の重さ

布団の重さは側生地と充填物の重さです。ただ羽毛布団は内部をブロックに仕切ったり多層構造になっておりこの仕切り布の重さも含まれます。

羽毛布団の暖かさ

羽毛布団の暖かさ保温力はダウンの質と量に比例しています。しかしダウンの量を増やせば増やすほど暖かいわけではありません。ただ重くなるだけのことです。

羽毛布団の寝心地

羽毛布団の寝心地は暖かさと軽さと快適性の3つの観点から考える必要があります。ダウンの質と量、布団ブロック構造のダウンの仕切り方、側生地の品質により寝心地が変わります。ダウンの品質基準値とか内部の仕切り方はキルト方式とか生地の素材と品質に注視する必要があります。布団の保温力は、こちらの冬のふとん寝具は保温性のサイトをご覧ください。

羽毛布団のまとめ

羽毛布団は、ダウンと生地の品質であったりキルト方式を見る事で良し悪しが判断できます。しかし、判断する数値が正しく中身と一致しているかの問題を調べることからはじめなければなりません。いくら良い数値の羽毛布団でも偽装の臭いがする場合は購入できません。

よい羽毛布団を購入するには、価格にとらわれずに慎重に探すことです。お勧めは、有名ブランドのグースダウンかマザーグースダウンの羽毛ふとんです。