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冬の寝具は保温性と調湿性

グースの飼育農場

冬のふとん寝具は保温性

 冬のふとん寝具に求められるものは、とにかく暖かさです。さらには保温性に優れて適温の状態を維持してくれるものです。 適温とは暖かすぎず蒸れない状態の温度のことです。 ただこの条件は相反することも事実です。熱を出すときには湿気も出てしまうからです。 そこで適度な通気性放湿性に優れた素材で出来た寝具がお勧めです。 その代表的なものが、掛け布団では羽毛布団であったりムートン、ウール素材の敷き寝具です。

冬のふとん寝具の保温性

 寝床内の熱源は基本的に人の体から発する熱です。補完的な熱としてはこたつなどがあります。 いずれにしても熱を蓄える必要があります。その熱が最も奪われているのが敷き布団です。その次に多いのが掛け寝具に伝わる熱です。

 敷き布団に熱がどうして奪われるのかと言えば、体重をかけて直接接しているからです。 また、床と直接接しているため、体から敷き布団に伝わった熱は床に逃げて言ってしまっています。

敷きふとん寝具の保温性

 床と敷き布団の間に熱を断熱するマットレスなどの断熱効果がある寝具が必要です。 断熱性だけで無く適度な硬さと適度な吸湿放湿性を兼ね備えた素材が望ましいです。 断熱性は説明する必要は無いと思いますが、熱を遮断した蓄える為です。 硬さは沈み込まない適度な体圧性が必要な為です。吸湿放湿性は床との温度差がある場合に結露が起こるために必要です。

 体と敷き布団の間においても断熱保温効果がある寝具が必要です。敷きパッドがあれば暖かくお休み頂けます。 ただし、一晩に体から放湿される湿気の量は500mlとの説もあります。 まずは下着とかパジャマに吸収されますが、一定量以上は掛け布団とか敷きパッドが吸収します。 そこで撥水性と適度な通気性があるウールとかムートンなどが理想的なパッドと言われるようになっています。 それ以外の素材においても、この点に注意しながら選ばれることをお勧めします。

冬の掛け寝具の保温性

 掛け寝具は敷き寝具のように、体重をかけて接しているわけではないので逃げる熱量は少なくてすみます。 寝床内の熱の4割程度は掛け布団に逃げています。暖かい空気は上にあがる傾向があるからです。 掛け寝具において蓄える熱量が少ないと寒くて寝られなくなります。上昇する熱を蓄える為には空気層を作り断熱する必要があります。 そこで体の上に毛布を掛けて空気層を作り、更に掛け布団を掛けて、布団内部の空気層で断熱をすることで暖かく保温しています。

 掛け寝具の空気層は、毛布とか綿量の多い掛け布団を掛けることで熱を逃がさない効果は上がりますが、量に応じて重くなってしまいます。 また気温の変化に対応出来ず暑すぎる場合もあります。そこで温度調節機能と湿度調節機能に優れた羽毛を充填した羽毛布団の人気が高まっています。 ただし、この羽毛布団にもピンからキリまでの品質があります。

冬のふとん寝具の買い方

 冬のふとん寝具の買い方は、価格を決めないことからスタートして下さい。価格を優先すると失敗します。 また、羽毛布団が人気があると案内をしましたが、低価格の低品質の羽毛ふとんでは保温力は期待できないのが現実です。 予算的に厳しい場合は、毛布と綿入りの掛け布団が暖かく眠ることが出来ます。品質を十分に納得してから購入することだと考えます。