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秋春端境期におすすめの寝具

グース農場

端境期の温度変化に対応寝具

春と秋の端境期は、冬寝具では暑かったり夏寝具では寒かったりと温度調節が難しい季節です。冬の日の翌日は夏の日の温度に変化に対応できる端境期におすすめの寝具とは?

この保温と放熱、湿度を調節して蒸れ感を軽減するかが課題です。寝床内の温度と湿度をコントロールに優れている寝具素材は、天然繊維の羽毛、ムートン、シルク(絹)、棉の綿です。

羽毛、ムートン、シルク(絹)、棉の綿に共通して言えることは空気層を形成しやすく熱伝導率が低い特徴があります。

温度調節機能に優れた寝具素材

羽毛、ムートンとかシルク、綿などの天然繊維は、伸縮することで空気層を膨張収縮させて蓄熱と放熱をしています。

天然繊維の温度調節機能

羽毛はダウンボールの収縮、羊毛はスケールの開閉、シルクはフィブリルとフィブリルの間に湿気の吸湿と放出による凝縮熱、綿は繊維の収縮による空気層の調節をすることで熱をコントロールしています。

実際に起こっている現象は湿気の吸湿放出とも関係していますが空気量は熱量と理解いください。空気層は断熱材の厚さに例えることができます。

端境期に特におすすめの寝具

羽毛とムートン素材は、元来グースとかダック、羊が、暑さ寒さから身を守るコートのような断熱効果に優れたものです。気温と湿度の変化に対応して、保温と放熱また調湿する素材でもあります。

羽毛とムートン素材は、温度変化の激しい春とか秋の布団寝具として最適と言えます。

春と秋の掛け布団のお勧めは羽毛合い掛け布団です。冬用の羽毛布団ほど保温力は必要ないためダウン量を少なくした薄い羽毛布団ですが、温度変化には素早く対応して布団の空気層の厚みを変化させ熱をコントロールしています。

ムートンパッドは密生した毛の間にある空気層が程よい熱量をためることで寝床内の温度を調節しています。

端境期には羽毛合い掛け布団とムートンパッドの組合わせでお使い頂ければ快適な寝床内環境を作ってくれます。

ムートンパッドの代替え品

ムートンパッドは羊の毛の保温力と調湿性を活かしたパッドです。中でもムートンに飼育された羊のムートンパッドは優れています。

毛の密度と硬さ、更に毛並みにより性能が異なります。基本的には高密度のものを選ぶことです。クリーニングは一般のクリーニング店ではなく、専門の業者に依頼されることを強くお勧めします。

ムートンパッドは素晴らしい寝具ですが同時に価格も高くクリーニングに出す必要があります。そこで代替え品としてウールパッドが開発されています。

ウールパッドは、基布にウール繊維を毛布の様に織り込んだものを表地にして中綿を入れ裏地で閉じたものです。

四隅に平ゴムが取り付けられたものは敷き布団にセットしやすくなっています。最近では、ウールパッドもムートンパッドと同じように見えるものがあります。ご自分で洗えるので便利です。ただムートンパッドと比較すると空気層の厚みが薄くその分保温力と温度調節機能が劣ります。

ムートンパッドとウールパッドに共通するものは、吸湿性に優れたウール素材を使用していることウール繊維が集まり形成する空気層が熱のコントロールに優れていることです。

電気による温熱寝具

羽毛の合い掛け掛け布団とムートンパッドはお勧めですが、更に追加で温熱敷き布団を温熱モードで使用されることをお勧めします。

温熱敷き布団の(株)西川のローズテクニーは、温熱モードにおいて温度設定を最も低い設定にすると20度程度の熱しか出さないと言われています。

20度では暑くはなく逆に低すぎる温度です。ただ温度調節の設定しだいでは最低でも設定温度以下には下がらない使い方が出来ると考えられます。

西川のローズテクニー等の温熱敷布団は、梅雨開け位まで重宝されています。

端境期におすすめの寝具まとめ

温度変化が激しい端境期の寝具は、温度調節機能に優れた素材で作られた寝具がお勧めです。

温度調節機能に優れた素材はやはり天然繊維がおすすめであり、中でも空気層を内部に持つ羽毛とムートンは端境期の寝具素材として特にお勧めいたします。

電気を使用する人工的な温熱敷布団などは、最低気温が特に下がる高冷地とか温度調節機能が低下したご高齢者には、一定温度以下に下げない目的で併用することをお勧めします。

端境期におすすめの具体的な寝具は、グース羽毛の合い掛け布団と羊の種類はメリノ種のムートンパッドもしくは敷布団を使うならムートンシーツ、マットレスは必要です。

おすすめする理由は気温変化が激しい端境期において、寝床内の温度をコントロールするのに最適な空気層がある寝具だからです。

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