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羽毛合掛け布団

羽毛グース飼育農場

春と秋対応できる羽毛合掛け布団

 端境期の掛け布団選びは難しいものです。 タオルケットでは寒く冬用の羽毛布団では暑く、1日の温度変化も激しいこの時期には羽毛合い掛け布団がお勧めです。

羽毛合い掛け布団の品質

 羽毛合い掛け布団に求められる素材品質をリストアップします。端境期は温度変化が激しく、気温が高い日があり、湿度も高い日があります。 このような条件下で快適な寝床環境を作るためには、保温力だけでなく温度と湿度を調節する機能が素材に求められます。 羽毛布団の品質の違いは基本的にダウン品質の違いです。次いで側生地品質です。

 羽毛合い掛け布団のダウン品質においては、保温力の点においてやはりグースダウンがお勧めです。 かつまた、気温と湿度が高くなるために、羽毛特有の臭いがやや強くなる時期でもあります。 そのため、未成熟ダックダウンの場合においては鳥特有の臭い気温が高くなると更に強く臭う場合があります。 しかし、グースダウンにおいてはこの臭いの問題は希なことであり、羽毛合い掛け布団を使用する季節にはグースダウンがお勧めです。

 湿度の調節は、羽毛量と内部構造のマチ布の幅およびマス目の数にも関係しますが、側生地素材の吸湿性にも関係があります。 湿度調節の関係からは吸湿性に優れた綿素材がお勧めです。また気温差があるため寝返りをする回数も増えるため、柔らかな超長綿の側生地がお勧めです。

 羽毛合い掛け布団のダウン充填量と内部構造は、真冬のように保温性を重要視する必要はありません。 そのためシングルサイズだと、ダウン量もグースダウンで390dp-410dp程度のダウンパワーがあれば700g-1000gでも良いと思います。 充填量はダウンパワー値と反比例の関係です。ダウンパワーの高さにあまりこだわる必要はありませんが、極端に低いものは避けるべきです。

快適さを求めるならダウンは、440dp以上のマザーグースダウンがおすすめです。

 布団の厚みは冬用のようには厚くなくてもよいのですが、適温を保つためには立体キルトは必要で有り、冬用の羽毛布団と同様にマチ布は必要です。 このマチ布の幅を狭くすると布団の厚みは薄くなります。

 端境期の温度変化は激しいので、適温を保つためには羽毛合い掛け布団のマス目の数は少し多い方が理想です。 マス目が多くなると厚みも平均化して体にフィットしやすくなります。

羽毛合い掛け布団の品質のまとめ

 端境期の季候は、だんだん寒くなっていくパターンと、だんだん暑くなっていくパターンが考えられます。 掛け寝具の入れ替えは、タオルケットから薄手の肌掛けに入れ替わり、更に寒くなると羽毛合い掛け布団になります。 春はこの逆のパターンになります。店主のお勧めは、シングルサイズだとグースダウンで約400dp程度のダウンを700g程度充填したものが便利だと思います。 マス目の数は20マス以上あれば良いと思います。 このクラスだと温度変化にも幅広く対応でき使用期間も長く使うことが出来ます。 ご家庭での洗濯は基本的に出来ないとご理解下さい。 ウォシャブルタイプの羽毛合い掛け布団でも乾燥が大変です。ダウンボールを開いた状態に乾燥させることは出来ないと思います。

 合い掛け布団の場合は、冬用の羽毛布団をリフォームしたものでも品質的に対応できる場合もございます。 マザーグースなどの上質なダウンの布団で10年程度の使用期間であれば、羽毛合い掛け布団にリフォームしても大丈夫と思います。 品質にこだわる理由は、こちらの羽毛布団の打ち直しリフォーム費用対対効果のサイトをご覧下さい。 長年使用した布団のダウンは劣化が進み、再利用可能な品質のダウンは少なくなっています。 合い掛け布団の場合は、あまり保温性を必要としないため打ち直したダウンでも対応できる場合があります。 ただし、費用との比較で新品がお勧めな場合が多いと思います。

羽毛合掛布団と寝室温度

 秋と春の羽毛布団とも言える羽毛合掛布団は、夏用の肌布団で寒く感じたときにご使用いただく布団です。パジャマが夏用か合い向きか、あるいは敷き寝具にどのようなものを使用するかで室温との関係は異なります。 店主のこれまでの経験からすると、寝室の最低気温が23℃から17℃の間が合い掛け布団をご使用いただく気温の様に思います。多少の温度差は個人差がありますが、パジャマと敷きパッドにより温度差が出ます。 端境期には、パジャマを合いようにして、綿素材などの敷きパッドがお勧めです。パッドで1番お勧めなのがムートンパッドです。 羽毛とムートンの温度調節機能は端境期に最もお勧めの寝具素材です。
詳しくは >>春と秋の布団寝具のサイトにて。

合掛布団の充填物

 端境期の合掛布団の素材としては、羽毛以外にもウールとかシルク絹などもお勧めです。 ただ温度変化に対応して保温力を調節することにおいては、やはり羽毛素材が優れています。 ウールとかシルク絹などを充填する場合は、側生地にダウンプルーフ加工を施す必要が無いため通気性に優れた布団に仕上がります。 蒸れ感が軽減されるため寝床内の環境は快適になります。夏に近い春秋の季節にお勧めです。 ただし、ウールとかシルク絹を合い掛け布団として仕立てる場合には、保温力の点から相当量必要となり羽毛と比べると少し重くなります。 ウールとかシルク絹の素材は肌布団にお勧めです。